SHERLOCK/シャーロック 1 今、どのくらい理解できるかチェックしよう!

今のレベルをチェック

 

では、現状の英語力を把握します。スクリプト、YouTubeをつかってざっとチェックしてみましょう。

 

セリフを読んでまったくわからないところをチェック

ではまた、なぜ英語が話せないの?-ドラマ/映画を勉強材料にするメリットにあげたのと同じセリフをつかってチェックしてみましょう。

出典:SHERLOCK/シャーロック第1話「ピンク色の研究」 p.17

改行がたくさん使われていますのでご注意を。ピリオドまでが一文です。

SHERLOCK

I play the violin when I’m

thinking, and sometimes I don’t

talk for days on end – would that

bother you? Potential flatmates

should know the worst about each

other.

 

JOHN

Oh! You told him about me?

 

MIKE

Not a word.

 

JOHN

… then who said anything about

flatmates?

 

SHERLOCK

I did. I said to Mike this

morning, that I was a difficult man

to find a flatmate for. Now he

turns up after lunch with an old

friend clearly just home from

military service in Afghanistan.

Wasn’t a difficult leap.

 

JOHN

… how did you know about

Afghanistan?

 

SHERLOCK

I’ve got my eye on a nice little

place in central London – together

we could afford it. We’ll meet

there, tomorrow evening, 7 o’clock.

——

まったく検討がつかない箇所はどれぐらいありますか?

わからないのは次あたりではないですか?

  • on end
  • would that bother you?
  • potential flatmate
  • military service
  • Wasn’t a difficult leap.
  • I’ve got my eye on

文法を気にする人なら、あたりもひっかかるかもしれませんね。

I was a difficult man to find a flatmate for

不明箇所が上にあげたものぐらいなら、ドラマでの学習をスタートしてみましょう。ついていくだけの基礎はあります。

 

ちなみに小さいフォントで解説を少し書いておきます。

on end   続けて

would that bother you?     直訳すると、「それはいやなことですか?」

 「それっていやかな」「それって気になるかな?」ぐらいの日本語と結びつけておぼえておくと使える表現になるかもしれません。

potential flatmate             ルームメート候補 potential…は「~候補」でおぼえておくと便利です。potentialは可能性/見込みのある、なので、ルームメートになる可能性がある人、だと直訳にちかいでしょうか。

military service   軍務、兵役。軍のサービス、という捉え方はできたのでは。このserviceは「勤務」ぐらいの意味です。軍の勤務→軍務

Wasn’t a difficult leap.      珍しい言い方です。バイリンガル版では「簡単な推理だ」になっていて、何のことだ、と思われたかもしれません。leapを直訳すると「飛躍」と考えるとまだ納得できますか?「むずかしい飛躍でない」→「むずかしい(思考の)飛躍ではない」→(思考の飛躍=推理と考え)「難しい推理ではない」→(むずかしい~ではない、ということは、「簡単な~だ」ということだから)「簡単な推理だ」になるわけです。プロが頭をしぼって考えた訳です。

I’ve got my eye on             get my eye on=~を見る、~を発見する 現在完了になっているので、これまでに「見つける」という行為が終わっているということを示しています。

on end、military serviceあたりは辞書をひけばわかりますが、他のところは調べてもすぐにわからないかもしれません。そこは、そういうものらしい、と思っておくといいです。  

 

何もかも理解しようとしない、そのうちわかるさ、というお気楽さも英語学習では大切ですよ!わからない、なんていつまでたっても存在するものです。いちいち止まっていては英語力アップに必要な多読、多聴をモノにするのはたいへん難しいです。

あと、知らないことを全部おぼえようなんて自分にプレッシャーをかけないでいいですから!ドラマ全体で新しい表現を10もおぼえればいい、ぐらいの気持ちでいきましょう。

まったくわからなかったら、まず英語になれることからスタート!

もし、上にあげたよりもたくさんわからないことがあり、何の話をしているのか検討もつかなかったとしたら、

まずは英語になれることからスタートしましょう。

リピートをやってみませんか。

リピートとは、聴こえてきた英語をくりかえす、というやり方です。

具体的な方法をご紹介します。

  1. YouTubeかhuluで、再生速度を落とします。0,75でまずやってみて、わからなければさらに速度を落とします。
  2. 手元にスクリプトを用意しておきます。
  3. 英語がきこえたら一文か短めでとめて、聞こえた箇所を読みます。

とりあげる箇所は、まずは数語のごく短いものにしてみましょう。

I love you.とかGet a cab!とか。

そんなのへっちゃら、と思われたら、少し長い文にもチャレンジ!

He lived life to the full. ぐらいの長さはどうでしょう?

huluのリピート機能をつかうと何度もやりなおすのが簡単になります。

  1. 0.5ぐらいのスピードでリピートをやった場合は、0.75でリピートできるようになるまでくりかえし、がんばってみましょう。
  2. 0.75でリピートできるようになったら、通常速度できいてみてください。

始める前よりも確実に音についていけるようになっているはずです。

つまり、「英語の音になれる」「口を動かす」ことをまず目標にします。実際にリピートをする前に、(多少でたらめでも)何度か読んでみて口慣らししておくとさらにスムーズにリピートの練習ができます。

4~5分ぐらいをまずめどにしてはどうでしょう。それができて、まだ続けようと思うなら、翌日また新たな部分に挑戦します。

ドラマ一回で全部で半時間分ぐらい、リピートができたら立派なものです。

ドラマ本編を使わずに、勉強用YouTube動画をつかう手もありますよ。

たとえば、つぎのものはどうですか。

 

ドラマ全体を勉強するというより、

ドラマの一部だけをとりあげたYouTube動画を何本か活用するわけです。終わったときには、始める前よりも英語になじめています。

徐々にとりあげる長さを増やしたり、YouTubeでなくドラマそのものを教材にしたり、シャドーイングなどにも挑戦してみましょう。

まったくわからなくてもあきらめないで。まず英語になれることからスタート!

 

英語字幕入りYouTubeを観てみよう

 

今度は英語字幕でドラマを観ることができるかを確認してみましょう。

このことを確かめておくと、動画を観るときに、英語字幕を表示するかどうかを決めることができます。

以下の動画の冒頭から32秒までをごらんください。ドラマの一部が英語字幕つきでうつります。英語字幕を読み取ることができますか?

かなり速いスピードで字幕がかわっていきます。ついていくのはけっこうたいへんです。

それでも大丈夫、表示されているうちに読める、というのであれば、英文をある程度読み慣れているということです。シャドーイング/リピートの時には英語字幕を使うことが可能です。

ついていけなかったら、シャドーイング/リピートの練習のときにはスクリプトを使いましょう。落ち着いて英語を追うことができます。

 

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